畳替えの種類は3種類
畳替えには、 新畳・表替・裏返し の3種類があります。
ここでは、畳工事それぞれの内容や、適切な時期について、ご説明します。
新畳とは?
畳を一から新しく作ります。畳の土台(畳床)が古くなると、波打って見えたり、歩くと沈むような感じがします。 そのような場合は、新畳をおすすめします。通常、畳床の寿命は、20年が目安といわれています。しかし建物の立地や、ご使用状況でも変わりますので、ご自身で判断しかねる場合は、一度畳診断を受けてください。
新畳を注文する場合
新畳は、ご注文後、まずお部屋の採寸を行います。新築で新しく畳を作る場合でも、今あるものが古くなって新しく作り変える場合でも、同じです。採寸後は、約2日~1週間以内に畳を納めることが可能です。採寸や納品時の荷物や家具などの移動は、全て当店で行います。お客さまに行っていただく作業はありません。採寸から納品までのあいだ、通常通りお部屋はご使用可能です。
なお、入れ替え工事の場合は、古い畳の処分が必要になります。
表替えとは?
表替え(おもてがえ)とは、畳床はそのまま利用して、畳表と畳縁を新しく付け替えることをいいます。ご使用中の畳床がつかえるか、ご心配な場合は、ご相談ください。お見積もり時に確認します。 もちろん、新畳で考えていても、畳床がじゅうぶんに使用可能な場合は、表替をオススメしています。
朝引き取り、その日の夕方までに納品できます。 家具の移動もお任せください。ただし、枚数や地域によっては、一部当日の納品が難しい場合もあります。
畳の補修技術
当店では、畳替えをする際に、凹凸や隙間の補修を行います。量産化と機械化が進み、補修から張替えまで機械で行うお店も多くあります。中には、補修作業自体を略してしまうお店もあるようです。手縫い技術は、畳店の誇りです。
裏返しとは?
いま現在の畳表の裏面を使用します。 畳縁も新しくなります。畳自体をひっくり返すのでは?なんて質問されることもありますが、畳をひっくり返しても何もありません。裏返しに、種類はなく全て同じ値段です。畳の隙間や凹凸は、表替の場合と同じく、補修できます。
裏返しは、畳表の品質が、大変影響します。現在の畳表のコンディションによっては施工できない場合もあります。新畳、表替えのときにできるだけいいものを選んでおくと裏返しにしても大変美しいです。
新畳、表替えをされてから5年くらいにするのがベストです。それ以上年数がすぎますと裏もだんだん色焼けしてきます。